Hはかく語る#08.切り替える

未だ宮里藍さんが現役のころ、とあるインタビューで言っていた。

『パットに向かう時、グリーン手前に一本のラインが見える。そのラインを踏み越えた瞬間に戦闘モードになる。』と。

記憶で書いているから正確ではないが、言いたいことは合っていると思う。

ゴルフのラウンドは長い。その間、集中し続けることは不可能だし、もしそんなことをしたら恐ろしいほどの体力を消耗するだろう。
要は、【いつ】・【どれくらい】集中するのか、そして【リラックス】するのか!その切り替えポイントがラインとなって見えるということだ。皆さんは、演技の勉強をする際、この【ライン】がみえているだろうか?いや、見ようとしているだろうか?

稽古場は、勉強をする者にとって、我々の【スタジオ】と同じ意味があるのではないだろうか?

稽古場の扉を開けて、中に入るとき戦闘モードに切り替わっている人が、多いとは感じられない。

同じ空間でレッスンする人たちとのコミュニケーションは必要なことだし、仲良くなるのは当然だろう。何しろ、趣味嗜好が同じ(似ている)人間の集まりなのだから・・・
だからと言って、ずっと楽しい趣味の会話をしているのはどうだろう?そんな会話は稽古場の外でいくらでもできないか?稽古場の中では、話すべきことがもっと他にあるはずだ!と思えないのか!?

自分なりの【切り替えライン】を、早く作れるようにして欲しい。

【切り替える】は、とても大切なことなのである。